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都会の人に栄養のあるものをおなかいっぱいたべてほしい

とかいなか食堂の始まりは、都会の人たち、特に夜遅くまで働いてコンビニやチェーンの飲食店でインスタントな食事をとっている人たちに栄養のある、心のこもった手作りのごはんをたべてほしいという思いからこのプロジェクトは始まりました。

肉や魚がメインの食事が一般的ですが、いつもはサブのおかずになりがちなお野菜がメインのおかずになりような、野菜でしっかりごはんが食べられる食堂にしよう、と決めました。 

だから、とかいなか食堂のおかずは、たまに卵とか使うけど基本的には野菜だけ、それだけでも十分おかずになります。そして健康になります。

身体は食べ物でできているってよく言われるけど、実際それほど意識して生活してないですよね。とかいなか食堂では、少しでもそのお手伝いをしたい、少しでも身体と食べるものに意識を向けてもらいたい、と思って毎日料理しています。

でも、なによりはお客さんが「うまい、うまい」と言ってごはんをいっぱい食べているのを見るのが楽しい。
美味しいごはんって、単に味や素材だけじゃない、思いって大事だと思ってます。だから、愛情込めてすべて手作り。

野菜は直売所で買ってきたり、農家さんから直接仕入れたり、自分たちで収穫したり、できるだけ新鮮なものを使っています。そして、できる範囲で無農薬野菜も使用しています。

より健康になってもらいたい思いから、
調味料も、しょうゆ麹、しお麹、甘酒など発酵調味料を使用。
腸内環境を整えるだけじゃなく、素材のうまみを引き出したり、味に深みを出したり、保存食として活用したり、
日本の伝統的な文化である、発酵の技を多く取り入れています。

野菜や農家さんの抱える問題を
一緒に考え、行動する

野菜の仕入れのことを調べていくうちに、野菜を作っている農家さん、地方の地域社会が抱える問題を目の当たりにしました。

規格外野菜、廃棄野菜、肉体的にも大変で儲からない農業、
農薬、肥料のこと、農協のシステム
耕作放棄地、空き家問題

数え上げれば、きりがありません。

しかし東京からみたら、
直接、自分たちに影響がないから、どこか他人事

この他人事意識を変えないと、いろんな問題って変わっていかないよね、
ということで

とかいなか食堂は
農家さんに寄り添って活動をしています。

直接農家さんから仕入れしてます。

さらに、農家さんと一緒に畑仕事して、汗を流して、いろんな話をして、
一緒に未来を考えています。

都会の人の他人事意識を変えない限りは
多くの問題は解決できないし

その他人事意識が、都会の人を食と未来の子供たちの食を危険にさらしています。

お金を介さない仕組みに挑戦

とかいなか食堂で働いているメンバーはお金をもらって労働するという、雇用主と従業員という関係性ではなく、かといって気持ち的にはボランティアではありません。みんながフラットな関係で運営スタッフとして、とかいなか食堂をよりよくするために、日々がんばっています。

一流のプロの料理人はいるけど、いろんな挑戦と失敗の繰り返し。
思いだけでここまで来た感じです。
でも、だんだんと人が興味を持ってくれて、いろんな知恵をくれたり、手を貸してくれたり、

みんなが得意とすることを寄ってやれば、意外とできちゃうことはたくさんあって、お金がないとできないって思ってたこともできちゃったりする。

少しでもとかいなか食堂に興味をもってくれたら、
まかないさんに参加してみてください。
まかないさんは、食堂の簡単なお手伝いスタッフさんのこと、
お手伝いの後で、食堂のまかないが食べられるから、まかないさん。
未来食堂のまかないさんをまねしました。
(未来食堂さんには許可をもらってます・笑)

でも、まずは一度、とかいなか食堂にご飯を食べにきてくださいね

待ってます!




とかいなか食堂の思い

100年続ける食堂

100年続ける食堂(サステナビリティ)

始めは

都会と田舎を本気で繋ぐ と言うタイトルがとかいなか食堂には付いていましたが、

いざ繋がり始めて田舎の農家さん達と話し ていく上で凄く大事なワードは繋がりを持続していくと言う事です。

田舎側の人達は当たり前のように農業と言う生業を持続してきてくれている方達が沢山います。

この持続してきてくれた方達は当たり前のように自分達の土地の環境をも一緒に守ってきてくれてました

綺麗な里山やいつ、 誰か、作って、何処からきているのかさえを分からない井戸水やなりより畑を耕す事など本当に自然と寄り添いながら暮らしい て自分達の土地を愛して守っていてくれてました。100年,200年も守り続けてくれてました。

誰から指示される訳でもなく、そ こに対価がある訳でもなくです。

しかしこの先この大事な 農業が持続出来なくなる可能性が高くなっています。

人手の問題や生業としての農業の意味など各々 の農家さんには各々の悩みがあり、ひと昔前なら決められた選択肢しかなくやるしか無かったのですが、今は選択肢が複数ある のであえて厳しく稼ぎが少ない所へはいかなくなるのも分かります。

しかし、私が思うこれから先の未来の田舎の在り方として各々の悩みを各々で抱えるのではなく、関わっている人達皆んなで話 し合いで解決する事が出来るようにしなくてはいけないと思います。

極端な話しですがお金と言う物が必要なら皆んなで平等に お金が渡るシステムを考えて作れば良いと思っています。

一人で溜め込まずにただ単に循環させれば良いのです。

私が思うに私達がこの農家さん達と繋がった以上は農家さん達と共に歩んでいき共に農業の未来やその土地の想いを真剣に考え てお互いが前に進む事が凄く大事なのです。

これは、日本の未来や地球と言う星の未来でもあるのです!

だからこそ、私達とかいなか食堂は100年いや1000年、人類の歴史が続く限り、地球が輝く為に、日本が日本らしくある為 に、続ける必要があると真剣に思っています。

中西 和之